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「虚無なんて最初からどこにもなかったみたい」 〜Never Ending Story〜

いつかもう一度見ようと思っていた「ネバーエンディングストーリー」を見た。

5歳ごろかな、映画館に連れて行ってもらったがほとんど内容を覚えていない。

覚えているのはテーマソングだけで、でっかいファルコンと男の子の話というくらいで。

小学生の時にミヒャエルエンデ原作「はてしない物語」を読んだが、それも覚えていない。


アマプラで見れることを知り、すぐに見た。

思ったより内容が深く、私は何度か泣いていた。

まさか泣くと思っていなかったので驚いた。


印象に残っているのが、アトレイユという勇者が愛馬とともに、女王様の病の薬を探す旅の途中で「悲しみの沼」という沼に出くわすところだ。

この沼で「悲しみ」に取り憑かれると、足を取られ、動けなくなり沈んでしまうと言い伝えられている。

しかし愛馬アルタックスが動かなくなり、アトレイユが「だめだ、歩くんだよ、悲しみに取り憑かれてはだめだ!悲しみと戦うんだ!」と声をかけるのだが、とても悲しいことにアルタックスは沈んでしまうのです。もう号泣です。とても辛い場面でした。


子供向けの映画だと思っていたのが、大人にも見てほしい映画だと思いました。

私たちも生きてる中で、「・・・・・」みたいな「これってなに、絶望・・ゼツボー」みたいなことって、たまにあるわけで。ただの冒険の話だけではなく、心の映画でもあるなーと。


この映画は「虚無」との戦いでもあり、でも実はその「虚無」というのは思い込みなんじゃないかと。「虚無なんて最初からどこにもなかったみたい」と、最後に主人公バスチアンがファルコンに乗っていうセリフが、とても哲学的ではっとした。

ファルコンが「ドラゴン」だということも初めて知った・・・・


♪ Never〜ending story〜 ha〜ha〜 

もう7月も終わり。

来年には録音できるといいなと構想を練り始めている。

リラックスした環境と安心できる人と録音できたらいいな。

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