梅雨入り前のカラッとしたこの時期。
沖縄では「うりずん」というらしい。
この時期の夕方に聴くユーミンの「夕涼み」が最高で、窓辺でだらーっと聴くのが大好きです。
歌詞はたぶん真夏なんだけど、西日の強いこの部屋の夏はロマンチックのかけらもなくなるので今がちょうどいい。
窓を開けて風を入れて
むせるくらい吸い込んだね
二人きりの夕涼みは二度と来ない季節
(夕涼み 松任谷由実)
音楽をやっていると色々なことが起こる。
音楽をやっていなくても色々は起こるけど。
私は物心ついた時から音楽に触れていて、それは友達であり家族であり栄養で薬でもある。
一番最初の友達。
この音楽との関係性というか距離感が昔からあまり変わっていない。
おかしな方向に行こうとしたら、それと距離をとってきた気がする。
商業的な成功、人脈、もちろん大事かもしれないけど、時々「順番違うよねー?」と思うことがある。
音楽ありきの「それ」なのに、その音楽から愛が感じられない。
そういう時にとても残念な気持ちになる。
まぁでもいろんな考え方や価値観がある中で、ぶれない自分をピーんと持っていたらいいのかなと思う。ぐにゃぐにゃの柔軟性も必要だけど。
三浦しをん「君はポラリス」(短編集)の一話「永遠に完成しない二通の手紙」で寺島が書くラブレターがとてもツボにはまりました。短いお話なので機会があればぜひ。
Comentarios